はじめしゃちょー ダイエットの方法と実践記録を解説

はじめしゃちょーのダイエット手法と実際の効果
はじめしゃちょーが実践した独自の断食法や小麦粉オフ生活、さらにはコンビニ禁止生活など、一風変わった挑戦が注目されていることがあるようだ。YouTubeでの発信をきっかけに、多くの視聴者が「本当に効果があるのか」「健康に問題はないのか」と関心を寄せている様子もうかがえる。
はじめしゃちょーが取り入れたのは、16時間の断食と1時間の自由な食事時間を組み合わせたオリジナルの「オートハジーダイエット」。食事制限が苦手という自覚を前提に、心理的ハードルを下げる工夫がされていた点が特徴とされる。
その後、小麦粉を1年間断つというルールにも挑戦。パンや麺類、ソース類など日常にあふれる食品を避けながらも、少しずつ体重を落としていった。驚くべきことに、制限されたはずの生活の中で、肌質の改善や睡眠の質の向上といった意外な変化も感じられたという。
さらに2025年には「コンビニ禁止生活」もスタート。現代人の食生活を見直す試みとしても注目されている。1年間コンビニを完全に避けるという生活スタイルは、便利さに依存しがちな社会に一石を投じる形となっている。
これら一連の実践内容をもとに、はじめしゃちょーのダイエット法の実態を分かりやすく整理。実際の効果や継続のコツ、注意点や代替手段まで幅広く紹介。これからダイエットを考えている人や、食習慣を見直したいと考えている人にとって、参考となる情報のまとめ。
- はじめしゃちょーが実際に行ったダイエットのやり方がわかる
- 食べない時間と食べていい時間のルールがどうなっているか理解できる
- どんな食べ物を食べてもOKな時間があることを知ることができる
- 1ヶ月でどれくらいやせたかの結果や体の変化がわかる
オートハジーダイエットの独自ルールとは
はじめしゃちょーが実践した「オートハジーダイエット」は、一般的なオートファジーダイエットとは異なる独自のルールを持っています。
この手法は、オリエンタルラジオの中田敦彦が紹介していた「空腹こそ最強のクスリ」という理論を参考に、はじめしゃちょーが独自に「オートハジーダイエット」と命名したものです。一般的なオートファジーダイエットが16時間の断食と8時間の食事時間を基本とするのに対し、はじめしゃちょー版では「16時間何も食べない時間を作り、その後1時間は何でも食べて良い」という極めてシンプルなルールを採用しています。
最も特徴的なのは、食事可能時間が8時間ではなく1時間に短縮されている点です。この1時間の間は文字通り「何でも食べて良い」とされており、アイスクリーム、チョコレート、グミなどの甘いものも制限なく摂取できます。実際にはじめしゃちょーは、この1時間の間に好きなものを思う存分食べながらも、1ヶ月で9キロの減量を達成しました。
また、16時間の断食時間中は水分補給のみが許可されており、固形物は一切摂取しません。ただし、水や白湯、無糖の炭酸水、無糖のコーヒーやお茶は飲むことができます。
このルールの背景には、はじめしゃちょー自身が「ダイエット絶対無理」「食事制限は続かない」と語っていた食事制限への苦手意識があります。従来の複雑なダイエット方法とは異なり、時間さえ守れば何を食べても良いという心理的な負担の軽減が、継続可能性を高める要因となっています。

16時間断食で1ヶ月9キロ減量は本当?
はじめしゃちょーの16時間断食による1ヶ月9キロ減量は、客観的なデータに基づく事実です。
2022年春の人間ドックで測定された身長186.1センチ、体重73.3キロから開始し、その後74キロまで増加した体重を、16時間断食により65.15キロ(板の上で再測定時65.3キロ)まで減少させました。この劇的な変化は約1ヶ月という短期間で達成され、スポニチなどの大手メディアでも「1カ月で9キロのダイエットに成功 74キロ→65キロ『めっちゃ健康です』」として報道されています。
重要なのは、この減量が単なる一時的な体重減少ではなく、健康状態の改善を伴っていた点です。はじめしゃちょーは減量後に「めっちゃ健康です めっちゃ体調いいです」「若返っている」と報告しており、外見的にも「首元なんかもほっそりしたんですよ」「ビジュがよくなる。さすがにこれだけ痩せると実感」という変化を実感していました。
ただし、この急激な減量には注意すべき点もあります。はじめしゃちょー自身も「結構危ないと思う」「危険なダイエット」と自ら言及しており、1週間で約7キロという急激な減量も記録していました。このペースでの減量は医学的にリスクを伴う可能性があり、実践を検討する際は慎重な判断が必要です。
また、はじめしゃちょーの身長186.1センチという高身長は、一般的な体格の人とは基礎代謝量や必要カロリー量が大きく異なります。同様の減量幅でも、体格差により健康への影響度が変わってくるため、個人の体質と生活環境を十分に考慮する必要があります。
実際の効果については、同じ手法を実践した視聴者からも成功報告が寄せられています。ハウスダストという視聴者は、はじめしゃちょーの動画を「きっかけになったはじめしゃちょーさんの動画」として実践し、54.4キロから45.8キロまで約1ヶ月で8.6キロの減量に成功しており、手法の再現性が実証されています。
小麦粉禁止生活の具体的な方法と結果
はじめしゃちょーの小麦粉禁止生活は、2024年1月7日から2025年1月6日まで1年間実施された食事制限です。
この取り組みは「小麦粉をオフると、すごい体にいいっていうのをネットで見た」という理由から開始されました。当初は「目に見てわかりやすい小麦粉が使われている食品」「明らかな小麦粉商品」を対象とし、麺類、粉もの、パン、ケーキなどを一切禁止にしていました。
ただし、実践を続ける中で段階的に厳格化が進行しました。「ガチになっちゃって。一切小麦粉を摂りたくないと思って、食べ物を買う時に裏の成分表とか見るようになった」と語っており、コンビニで販売されているおにぎりの大半も摂取せず、醤油にも小麦が含まれていることから「回転寿司に行った時も、醤油を付けずに素の味を楽しんでお寿司を食べている」という徹底ぶりでした。
体重変化については驚くべき結果が得られています。スタート時は72~73キロあった体重が、6月末まで減り続け、68.5キロまで減量し約5キロ痩せていました。この減量は「ゆっくりゆっくり体重が落ち続けてて、オレこれ無くなるんじゃないか」と恐怖を感じるほどで、7月以降は増量するように心がけていたと明かしています。
興味深いのは、アイス、チョコレート、グミなど小麦粉食品以外の好物を好きなだけ口にしているにもかかわらず、体重がなだらかに減っていることです。「米食いまくってるし、毎日アイスもお菓子(チョコとかアイス)も食ってます」と報告しており、食事制限をしているわけではないことが確認されています。
実践における困難として、食事の選択肢が大幅に制限されたことが挙げられます。コンビニで売られているおにぎりや料理にかかっているソースにも小麦粉が含まれていることが多く、食事の選択肢がかなり狭まっていたと語っています。一方で、びっくりドンキーの乳・小麦・卵を使わないハンバーグやグルテンフリー専門店を見つけて歓喜するなど、小麦粉不使用のメニューを探すことに苦労していました。

体重以外に現れた予想外の健康効果
はじめしゃちょーの小麦粉禁止生活では、体重減少以外にも複数の予想外の健康効果が確認されています。
最も顕著だったのは肌質の劇的な改善です。約4ヶ月経過時点で「ツヤツヤだと最近よく言われる」という周囲からの評価の変化があり、「肌と体重、劇的に変わりました」と表現されるほど明確な効果が現れました。この肌質改善は当初の目的ではありませんでしたが、最も実感できる効果の一つとなっています。
体の軽さについても大きな変化が報告されています。「びっくりするぐらい体軽くなる」「けっこう早めな段階でめっちゃ体が軽くて、朝すっと起きれるようになった」という状態を維持しており、日常生活の質の向上が確認されています。ただし、この効果は3~4ヶ月でその軽さに慣れたとも語っています。
睡眠の質についても改善が見られました。「朝とかスッと起きれるようになった」という変化は、従来の生活パターンからの明確な改善として位置づけられます。これは体内の消化負担が軽減されたことによる可能性が考えられます。
リバウンドに対する耐性についても興味深い発見がありました。「これは多分、リバウンドしにくい痩せ方なのかなとも思っています」と分析しており、急激ではなくなだらかな体重減少パターンを評価しています。この現象について「けっこうびっくりしています」と驚きを表明しており、従来のダイエット体験とは異なる持続的な効果を実感していました。
一方で、継続における困難も明らかになっています。小麦粉禁止生活は「泣くほどツラかった」そうで、小麦粉不使用の食事を提供する店が少ないゆえに食事の量が減り、「自動的に減っていった可能性もある」という分析も行われています。また、約1ヶ月経過時点では「そろそろ小麦粉食べたいです」と本音を漏らしており、心理的な負担も相当なものでした。
これらの健康効果は個人的な体験に基づくものであり、はじめしゃちょー自身も「正しいか正しくないかはわからないです。僕が1年間やってみた体感と感想」と前置きしています。しかし、1年間という長期にわたる実践により得られた具体的なデータは、グルテンフリー生活の効果を検証する貴重な事例となっています。
2025年コンビニ禁止生活への新展開
はじめしゃちょーは2025年1月1日から新たに「コンビニ禁止生活」を開始し、これまでの禁止シリーズの中でも特に困難な挑戦に取り組んでいます。
この新企画は2025年1月3日に公開された動画「2025年。1年間○○禁止します。生活できるか分かりません。」で発表されました。はじめしゃちょーは自身を「コンビニ中毒」と表現し、「1日に1回は必ずコンビニに行くし、ご飯も基本的にコンビニで食べていて」「外出するときの80~90%がコンビニに行くため」と語っており、コンビニが生活の中心的存在であることを明かしています。
コンビニ禁止を決断した理由は健康面への配慮です。「昼夜問わずいつでもお菓子とアイスを買える存在が僕の身近にありすぎて、コンビニを禁止する理由は健康です、主に」と説明しており、24時間営業の便利さに「甘えすぎてた」と反省の気持ちを示しています。特に2024年の小麦粉禁止生活中に、制限されたストレスからお菓子やアイスに逃避していたことも、健康を害する要因として挙げています。
具体的なルールは4つの条件で構成されています。第一に「コンビニに入ってはいけない」という基本ルールがあり、これにはATMでお金を下ろすことやトイレを借りることも含まれます。第二に「コンビニの物を食べてはいけない」という条件で、自分が購入した物以外も含め、他人がコンビニで買った商品も摂取禁止となっています。第三に「コンビニで売っているものであっても、スーパーなどのコンビニ以外で買うならOK」という代替手段が認められています。第四に「コンビニの駐車場の出入りはOK」という例外規定が設けられています。
この禁止生活がはじめしゃちょーにとって特に困難である理由は、コンビニが「僕の食生活の90%近くを支えている大事な要素」だからです。大学時代にはローソンでアルバイトをしていた経験もあり、2021年には企画でコンビニに置いてある全商品を買い占める動画を投稿するほど、コンビニとの関わりが深い人物です。
実際の生活への影響も早速現れています。2025年1月4日のX投稿では「何か欲しくなったら『とりあえずコンビニ』のせいで冷蔵庫が常に空っぽなオレにとってはかなり厳しい…」と心境を告白し、「今日もちょっと牛乳買おうしたらコンビニ行けないことに気づいてスーパー行ってきました」という具体的な変化を報告しています。
この企画に対する視聴者の反応も注目に値します。「過去最高に大変かも」「健康を守るために頑張って」「支払い、銀行、プリントも禁止か…」「生活見直すのはいいね」といった声が寄せられており、これまでの禁止シリーズと比較しても特に困難な挑戦として認識されています。
はじめしゃちょー自身も「俺の生活を大きく揺るがす」「生活できるか分かりません」と不安を表明しており、視聴者に対して「コンビニで俺見かけたら盗撮していいから。写真撮って僕にSNSで送って炎上させてください。見かけたら即通報してください。UUUMの問い合わせフォームもお願いします」と覚悟を示しています。
この新展開により、はじめしゃちょーは現代社会における便利すぎる環境への依存を見直し、「24時間何でも買えるコンビニに気付ける1年にします!!!」という目標を掲げています。コンビニ禁止生活は単なるエンターテインメント企画を超えて、現代人の生活習慣を見直すきっかけとしての意義も持っており、2025年12月31日までの1年間にわたる長期的な取り組みとして注目されています。

はじめしゃちょーダイエットの注意点と実践ガイド
- 小麦をやめた生活で体にどんな変化があったかがわかる
- コンビニを使わない生活で何が大変だったかを知ることができる
- 長く続けることで出てくる体の問題や注意点が理解できる
- 無理のないダイエットの工夫や他の方法も学べる
成長期や学生が避けるべき理由とは?
はじめしゃちょー自身が明確に警告している通り、成長期や学生は16時間断食や小麦粉禁止などの食事制限を避けるべきです。
この警告の背景には、成長期における栄養需要の特殊性があります。成長期の身体は骨の発達、筋肉の形成、脳の発達、ホルモンバランスの確立など、多くの重要な生理的変化が同時進行で起こっています。これらの変化を支えるためには、十分なカロリーと多様な栄養素が継続的に必要となります。
特に問題となるのは、16時間断食による長時間の空腹状態です。成長期の身体は基礎代謝が高く、エネルギー消費量も大人より多いため、長時間の断食は深刻な栄養不足を引き起こす可能性があります。また、成長ホルモンの分泌は食事のタイミングと密接に関係しており、不規則な食事パターンは正常な成長を阻害するリスクがあります。
骨の発達においても重大な影響が懸念されます。成長期は骨密度を高める最も重要な時期であり、カルシウム、ビタミンD、タンパク質などの栄養素が継続的に必要です。食事制限により これらの栄養素が不足すると、将来的な骨粗しょう症のリスクが高まる可能性があります。
脳の発達への影響も見逃せません。思春期の脳は急速な発達を続けており、特に前頭葉の発達には十分なエネルギーと栄養が必要です。長時間の断食による血糖値の不安定化は、集中力の低下、学習能力の減退、情緒不安定などを引き起こす可能性があります。
学業への影響も深刻です。16時間断食を実践すると、朝食を抜くパターンが一般的ですが、朝食は一日の学習活動の基盤となる重要な食事です。朝食を抜くことで午前中の授業に集中できなくなり、学習効率が大幅に低下する恐れがあります。
はじめしゃちょーが「成長期の方は逆にたくさん食べてよく寝てください」と助言している理由は、成長期における睡眠と栄養の重要性を理解しているからです。成長ホルモンは主に深い睡眠中に分泌されるため、十分な栄養摂取と質の良い睡眠の組み合わせが、健全な成長には不可欠となります。
長期継続で発覚した筋肉分解の危険性
16時間断食を3年間継続した実践者の体験により、長期継続における深刻な筋肉分解リスクが明らかになっています。
この問題の根本的な原因は、断食中の身体のエネルギー確保メカニズムにあります。16時間の空腹状態が続くと、身体は最初に肝臓と筋肉に蓄えられたグリコーゲンをエネルギー源として使用します。しかし、グリコーゲンが枯渇すると、体は脂肪と同時に筋肉のタンパク質も分解してエネルギーを確保しようとします。
特に深刻なのは、空腹感を無視し続けることで起こる筋肉分解の進行です。実際の体験者は「元々体にある筋肉からエネルギーを補給しようとして筋分解が行われてしまう」状況に陥り、「どんなにいくら筋トレをしても筋肉がつかず」という状態になったと報告しています。
この筋肉分解は一度始まると継続的に進行する特徴があります。断食中、体はエネルギーを補うために筋肉を分解し始め、その後十分に筋肉が再生されなければ、筋肉量が減少し続けることになります。特に「12時前にお腹が空いた際、まだ12時になってないからご飯を食べるのやめとこう」という我慢を続けることで、体は筋肉を分解してエネルギーを確保しようとします。
筋肉量の減少は基礎代謝の低下を引き起こします。筋肉は安静時でもエネルギーを消費する組織であるため、筋肉量が減ると基礎代謝が落ち、結果的に体重が落ちなくなります。さらに深刻な場合、代謝がどんどん落ちてしまい、結果的に太ってしまう逆効果も報告されています。
長期的な健康への影響も懸念されます。年齢を重ねるにつれ、筋肉は代謝の健康、体力、運動能力の維持に重要な役割を果たします。加齢に伴う筋肉量の減少は、体の衰えや転倒、代謝機能の低下を引き起こすリスクを高めることが知られています。
この問題を防ぐためには、適切なタンパク質摂取が重要です。筋肉の成長を助け、筋トレなどの効果を最大限に引き出すためには、体重1kgあたり1日約1.6gのタンパク質を摂取することが推奨されています。ただし、16時間断食では食事時間が限られるため、十分なタンパク質を摂取しにくい傾向があります。
また、定期的な運動の重要性も指摘されています。運動をしないと筋肉量は減ってしまうため、16時間断食中は筋肉量が低下しないよう最低限の運動が必要です。散歩などの適度な運動をやっていれば、筋肉の減少はそれほどなく、体力が落ちることもないとされています。
これらのリスクを考慮すると、長期間の16時間断食実践には慎重な判断が必要であり、定期的な健康チェックと専門家の指導を受けることが推奨されます。
実践者の成功要因と典型的な失敗例
はじめしゃちょーのダイエット手法を実践した人々の体験から、成功と失敗を分ける明確な要因が浮き彫りになっています。
最も注目すべき成功事例として、ハウスダストという視聴者の体験があります。この実践者は54.4キロから45.8キロまで約1ヶ月で8.6キロの減量に成功し、「きっかけになったはじめしゃちょーさんの動画」として明確に言及しています。成功の最大の要因は「好きなものが食べれるから」「唯一の私の大好きな食を奪われなくて済む」という心理的な安心感でした。
この成功者が実践した具体的な方法は、食事時間を17時から1時までに設定し、「この食べていい8時間っていうのはもう口に物がない時間がないってぐらい食べてます。じゃないとね気が済まないんだよ」という徹底した摂食パターンでした。重要なのは、8時間の食事可能時間を最大限活用し、心理的な満足感を確保していた点です。
一方で、同じ実践者が過去に経験した失敗パターンも貴重な教訓となっています。前回の失敗では「余裕ぶっこいて」5時から食べ始めて10時頃にお腹いっぱいになり、1時まで何も食べないという中途半端な実践が原因でした。この結果「寝る前の空腹に耐えられなかった」状況に陥り、「朝マックを無我夢中で食べてしまい」ダイエットが終了してしまいました。
別の失敗パターンとして、8時間の食事可能時間に対する誤った認識があります。「8時間食べていい時間にあ食べなきゃ8時間のうちだからこれも食べとこうあれも食べとこうせっかくだしこれも食べとこう」という過食パターンに陥った結果、「ちゃんと太りました」という逆効果を経験した事例も報告されています。
健康的なダイエットを試みた実践者の心理的破綻も重要な失敗例です。運動と健康的な食事により2週間で900グラムの減量を達成したにもかかわらず、「めっちゃその時体調悪かったんです」「ずっと不安が頭の中にある感じ」「この生活がいつまで続くんだろうとかそもそもいつ好きなもの食べていいんだろう」という心理状態に陥りました。
この実践者は「カロリーに縛られて頭がおかしかった」状態となり、「寝込むこともめちゃめちゃ多かった」という身体的な不調も経験しています。最終的には「ある日ねドカ食いして終わり」「頭ん中でねなんかが切れたんだろうね何も考えずに無心で食べるっていう事をしてしまいました」という破綻的な行動に至りました。
成功要因の分析では、継続性を支える心理的要素が重要です。松永ねる氏の体験談では「推しを信じる。今日もそれだけ」という単純な信頼関係が継続の鍵となっており、「理解不能のこと言われると、やる気が削がれちゃうんだよね」という理由から、複雑な理論説明よりもはじめしゃちょーのシンプルな説明を信頼したと述べています。
失敗の根本的な原因として、完璧主義的な思考パターンがあります。多くの実践者は一度の失敗で全てを諦めてしまう傾向があり、「ちょっとした失敗で放り出してしまう」という行動パターンを示しています。また、短期間での劇的な結果への過度な期待も挫折要因となっており、客観的には順調な進捗であっても主観的な満足度が得られないことで継続を断念してしまうケースが確認されています。

小麦粉禁止時の外食選択肢と対応策
はじめしゃちょーの小麦粉禁止生活では、外食における選択肢が極めて限定的になることが明らかになっており、実践者は事前の情報収集と代替店舗の把握が必要です。
最も深刻な制約として、一般的な飲食店での食事が困難になることが挙げられます。はじめしゃちょーは「この世に存在する食べ物屋さんは行けないと思ってください。行けたとしても食べれるメニューが1品、2品あるかないか」と語っており、外食の選択肢が大幅に制限される現実に直面しています。
ただし、いくつかの有効な対応策と選択肢が確認されています。最も重要な発見として、びっくりドンキーの「乳・小麦・卵を使わないハンバーグ」があります。この商品は小麦粉禁止生活中の貴重な外食選択肢として機能し、はじめしゃちょーが歓喜する様子が報告されています。
グルテンフリー専門店の活用も有効な対策です。はじめしゃちょーは2024年1月11日のX投稿で「当店はグルテンフリー専門店です」「一切小麦を使用していません」という看板を掲げる店舗を発見し、「家の近くに神の店あったありがとう勝ち確」として紹介しています。この店舗では、そば粉を使った天ぷらや十割そばが販売されており、小麦粉を使用しない代替メニューを提供しています。
回転寿司での対応策として、醤油を使用しない食べ方が開発されました。醤油にも小麦が含まれていることから、「回転寿司に行った時も、醤油を付けずに素の味を楽しんでお寿司を食べている」という新しい食べ方を実践しています。この方法により、これまでとは異なる味覚体験を得ながらも外食を楽しむことができます。
コンビニでの食品選択においても注意が必要です。コンビニで販売されているおにぎりの大半に小麦粉が使用されていることが判明しており、「食べ物を買う時に裏の成分表とか見るようになった」という習慣化が必要となります。この成分表確認により「小麦粉を使っているかどうか、目利きできるようになった」という新たなスキルを獲得できます。
事前準備として、外食前の店舗情報確認が重要です。多くの飲食店では公式ウェブサイトやアレルギー情報でグルテンフリーメニューの有無を確認できるため、事前調査により無駄足を避けることができます。また、電話での問い合わせにより、小麦粉不使用のメニューについて詳細な情報を得ることも可能です。
代替食材の活用も有効な対策となります。小麦粉の代わりに米粉、そば粉、アーモンド粉などを使用した商品を選択することで、従来の食事に近い満足感を得ることができます。特に和食系の店舗では、そば粉を使用したメニューが比較的見つけやすい傾向があります。
ただし、これらの対策を実践する際は、過度な厳格化による栄養不足や社会生活への支障に注意が必要です。はじめしゃちょー自身も「この1年間本当に食べるものがなくて」「死ぬほど辛かったです」という状況を経験しており、実践者は自身の健康状態と生活環境を慎重に考慮した上で、無理のない範囲での実践を心がけることが重要です。
安全で継続可能な代替アプローチ
はじめしゃちょーのダイエット手法にリスクを感じる方や、より安全な方法を求める方には、科学的根拠に基づく代替アプローチが複数存在します。
最も重要な代替手法として、段階的な食事改善があります。はじめしゃちょーの16時間断食のような極端な時間制限ではなく、まずは12時間の軽い断食から始める方法です。例えば夜8時に夕食を終えて翌朝8時に朝食を摂るという自然なリズムから開始し、慣れてきたら徐々に時間を延ばしていきます。この段階的アプローチにより、身体への負担を最小限に抑えながら効果を得ることができます。
食事管理アプリの活用も有効な代替案です。「あすけん」などのアプリを使用することで、食べ物や運動量を入力するとバランスやカロリーを計算し、個別のアドバイスまで提供されます。実際にこの方法を試した実践者は「超健康的な食事を1日3食食べて運動もしていた時期」を経験し、2週間で900グラムという順調な減量を達成しています。ただし、心理的な負担により挫折するケースもあるため、完璧を求めすぎないことが重要です。
ベジタブルファーストという手法も安全性の高い代替アプローチです。野菜を最初に食べることで血糖値の急激な上昇を防ぎ、咀嚼回数が増えることと視覚的ボリュームにより高い満腹効果が得られます。この方法は食事制限を伴わないため、心理的な負担が少なく継続しやすい特徴があります。
日常生活に組み込める軽い運動も重要な要素です。エレベーターを使わず階段を使って下半身の筋力アップ、買い物袋を持つときは肘を支点にして荷物上げ下げをして二の腕の筋力アップ、食事の準備や後片付けの時にお尻をキュッと閉めてヒップの筋力アップなど、特別な時間を確保しなくても実践できる方法があります。
食前・食後の10分間ウォーキングも効果的な代替手段です。食前のウォーキングは体についている脂肪を落とす働きがあり、食後のウォーキングは食べたものを脂肪に変えない働きがあります。まとまった時間を確保するのが難しい場合でも、散策程度の軽い運動で十分な効果が期待できます。
医学的監督下でのメディカルダイエットも安全性を重視する方には適した選択肢です。医療機関のサポートにより健康的に減量でき、効果と安全性が高いダイエット方法として位置づけられています。トレーニングや過度な食事制限がないため無理なく続けられ、自己管理に自信がない人にも最適です。
栄養バランスを重視した地中海式食事法の応用も有効です。野菜・果物、豆類、全粒穀物、オリーブオイル、ナッツ、魚介類を豊富に含み、赤身肉や糖質の多い食品を控えめにする伝統食で、長期的な健康維持に優れています。この方法では主食の精製炭水化物を全粒穀物や根菜に置き換えつつ、オリーブ油や魚から良質脂質を摂取することで、栄養バランスを保ちながら減量を目指せます。
継続性を高めるための心理的アプローチも重要です。ダイエット用のお菓子をストックし、1日200キロカロリー以内という適量を守りながら食べることで、ストレスを軽減しドカ食いを防止できます。また、夜食メニューを事前に決めておくことで、お腹が空いた時の選択に迷わず、罪悪感のあるセレクトを避けることができます。
長期的な視点での取り組みも代替アプローチの重要な要素です。短期間の過度な食事制限や負荷の重い運動ではなく、長期間行う前提で緩やかに痩せていくダイエットを目指すことで、リバウンドのリスクを大幅に軽減できます。毎日の体重や体脂肪を記録し、食事内容を記録することで、自分の身体の変化を客観的に把握しながら進めることができます。
これらの代替アプローチは、はじめしゃちょーの手法と比較してより安全性が高く、個人の生活スタイルに合わせて調整しやすい特徴があります。重要なのは、自分の体質と生活環境を考慮し、無理のない範囲で実践することです。必要に応じて医学的な指導を受けながら、持続可能な健康管理を目指すことが、長期的な成功につながります。

はじめしゃちょー ダイエットの方法と実践記録を徹底解説 まとめ
- はじめしゃちょーは独自の「オートハジーダイエット」で16時間断食+1時間の自由食ルールを採用
- 通常のオートファジーダイエットよりも食事時間を短縮し、心理的負担を軽減して継続を可能にした
- 好きな物を制限なく食べられる1時間を設けたことで1ヶ月で9キロの減量に成功
- 水・お茶・無糖飲料は断食中でも摂取可で、空腹の負担を軽減
- 高身長で基礎代謝が高いため同じ手法でも効果に個人差が出る
- 小麦粉禁止生活ではパン・麺類・ソース類を徹底的に避けて体重を約5キロ減らした
- 醤油を避けて寿司を食べるなど、小麦粉を避ける独自の外食スタイルを確立した
- 小麦粉断ちにより肌質が改善し、睡眠の質や体の軽さにも良い変化が見られた
- 小麦粉断ちや断食生活は「泣くほどツラい」との本音もあり継続には工夫が必要
- 2025年からは「コンビニ禁止生活」も開始し、食生活の再構築に挑戦中
- ダイエットの再現性が高く、視聴者も同様の手法で大幅な減量に成功している例がある
- 成長期や学生には栄養不足や学業への悪影響が懸念されるため推奨されない
- 長期断食の継続により筋肉分解が進み、基礎代謝が落ちるリスクがある
- 食事制限中はタンパク質摂取と運動を組み合わせることで筋肉の維持が可能
- 成功するには「食べたい物を我慢しない」など心理的満足が継続の鍵となる
- 失敗例では過食や完璧主義による挫折が多く、柔軟な考え方が必要
- 小麦粉断ちではグルテンフリー専門店やそば粉使用メニューが強い味方となる
- 科学的根拠に基づく安全な代替手法も存在し、段階的な断食や地中海食が有効
- 継続可能な運動や食事管理アプリの活用で健康的に痩せる道もある
- ダイエット成功には「短期集中」より「長期視点で緩やかな減量」が重要
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